ドバイロードスター補足説明(独自調査)

本物のほうの説明です

以前の記事でドバイロードスター(Dubai Roadster)について軽く説明しましたが、ミニ四駆で作るにあたって詳しく調べた結果、新たにわかったことがあるのでここにまとめます。ただしこれはベアガイが独自に調査したもので情報の正確性を保証するものではありません。

繰り返しになりますが、ドバイロードスターはラシッド アル シャーリ(Rashid Al Shaali)氏が開発を手がけるスポーツカーです。価格は$100,000とされています。発表された2014年であればドバイでは初めてとなる国産スポーツカーとなる予定でしたが2019年も終ろうとしている現在でさえ市販化はされていません。

ベアガイは製作の参考資料としてドバイロードスターの色々な画像を調べましたが、そのなかで由来の気になる名前が何度か出てきました。

AC 5-28 “Mont Ventoux”(モン・ヴァントゥ)

出典 motorionline

見た目はドバイロードスターとまったく同じですが、この画像の初出はドバイロードスター発表より数年さかのぼり、2009年には画像が出回っていたことが確認されています。このAC 5-28はフランスの工業デザイナーであり、GMの欧州デザインセンターの元従業員、Anthony Colard(アンソニー コラード)氏が作ったオリジナル作品だそうです。コラード氏によるとACはその名の通りAnthony Colardの頭文字になり、5(500馬力)- 28(2800cc)を意味するということです。モン・ヴァントゥはフランス南部にある山のことですが、この場合はその山を舞台にしたヒルクライムレースの意味合いのほうが強そうです。

2009年の画像の時点ですでにドバイエキスポ2020のデカールがセットされていますが、AC 5-28がはじめからドバイロードスターとしてデザインされたのか、アルシャーリ氏がデザインを買ってドバイロードスターとして開発を進めたのかはハッキリしませんでした。

そのアルシャーリ氏が開発を進めるドバイロードスターのプロトタイプ、Shaali N360ですがAC 5-28とは若干デザインがちがいます。現時点で実在するドバイロードスターはShaali N360のほうなので、ベアガイがドバイロードスターを作っていると言えば多少混乱を招くかもしれません。

出典 Motoring Middle East  , motorionline

もっとややこしくしているのがSHAALI MOTORSが2017年に発表したドバイロードスターなのかもあやしいモヤッとしたなにか。なんだこれ。

出典 ROAD SHOW

ベアガイが作っているのは AC 5-28 “mont ventoux”を参考にしています。

モン・ヴァントゥ…標高1912メートル。ventはフランス語で風を意味し、その名の通り山頂部は強い風が吹くという。ベアガイは今週風邪をひいて作業がぜんぜん進まなかったという。