といっても本物ではなくラジコンです。WPL D12っていうモデルですね。amazonで売ってたのを見かけてつい買ってしまいました。安かったし。
同じものがもっと安い値段で売ってますが、そっちは技適マークが適用されてなかったり、出荷元がamazonじゃなかったりします。ラジコンに詳しい人が改造前提で買うにはそちらでもいいんじゃないでしょうか。ベアガイさんは詳しくないのでとりあえず正規品を購入しました。
ドアミラー、鳥居、サイドマーカーなどボディ一体型ではないので組み立てる必要があります。ボディはホワイトですが、クリーム色みたいな白をしています。
元になったモデルはスズキのキャリイですね。おそらくST30っていう型でしょう。昭和の車だぜ!
付属品
プロポ
USB充電器。家庭用電源から充電する場合は別途USBアダプタが必要になります。なくてもPCやゲーム機など、USBの差し込みがあれば充電できますけど。
ステッカー、ドライバー、ユニバーサルジョイントとフロントアームジョイントの予備パーツ。ステッカーはすでに貼ってしまったため切込みが入っています。ウインカー、テールランプ、バッテリーなどの分です。
他に荷台に乗せる用の小さい段ボール箱もついてきました。写真を撮り忘れましたが。
車体
裏側
フロントサス。なんだろこれ。ダブルウィッシュボーンかな?
リアはリジットアクスルにリーフスプリング。ユニバーサルジョイントはプラ製なので、高速で何かにぶつかればすぐ破損してしまいそう。
バッテリーはスペアタイヤの下?上?に収まっています。この画像だと下だけど、普通に置いた場合だと上ですね。
荷台はビス4本抜けば簡単に外れます。キャビンはビス2本だけで外れますが、ヘッドライトにつながったコネクターを抜かないと外れません。ちょっと面倒。
内装はこんなかんじ。ヘッドレストはない。
ディティールアップ1
さあ、お楽しみはこれからだ!
しれっと自作のステッカーを貼っています。車検ステッカーと点検整備ステッカー、そのほか”SUZUKI”のエンブレムと”CARRY”のエンブレムも貼りました。この写真だとあまり見えませんが。
ステッカーを貼ったところで、今度はウインドウモールが無塗装なのが気になり、マスキングして筆塗りしたところです。ワイパーには無理やり下によけてもらいました。
マスキングテープをはがしたところ。
ビシッとした。
ここでちょっと気になることがあります。「この車、ワイパーと鳥居がシルバーじゃなかったっけ…?」というのは、この車がはるか昔にうちにあったはずだからです。
いにしえの記憶に従ってシルバーに塗りました。シルバーだったのか、黒がはがれてシルバーになったのかは定かではありません。どっちにしろワイパーが黒のままだと、ウインドウモールにかぶってしまうのでこれでいいのかもしれない。
あとはナンバープレートのステッカーを作るだけ、番号はなんにしようか考えていたところで思わぬものが発掘されます。
掘り出し物
本物の写真だと…?
古い写真の中で、後ろに移りこんだ本物のキャリイの画像が発掘されました。上の画像はベアガイさんがトリミングしてくっつけたやつです。ここにきて新たな情報がふえました。
- ナンバープレートの番号
- ヘッドライトまわりがシルバー
- ホイールが黒
- リアに泥除けがついている
- フォグランプが増設されている
ちょっとまてよ…。ナンバーの番号が決まったのははよかったけど、ほかの作業が増えちゃったじゃん!
ディティールアップ2
作業は後半戦に突入します。
まずはさくっとナンバープレートを作ったところ。
ちなみにこのラジコン、リアのナンバープレート幅が本物より細いです。スペアタイヤの位置関係でそうなったのでしょうか。
フロントと同じサイズのナンバープレートを付けるためには、自分で台座を作る必要があります。
ライトまわりをマスキング。そしてシルバーで塗装。今回はすべて筆塗りです。
ちなみにこのライトまわりがシルバーのモデルはスーパーDXというグレードらしいです。トップグレードやんけ。ST30で画像検索しても、ほとんどが黒一色のグリルだったのはそういうことか。
次はいい感じの針金にプラ板を接着した部品を作成。この針金はコペンシニアカーを作ったとき、ライダーについてきた部品です。
プラ部分を黒で塗り、キャビンに接着します。
アンテナじゃい!
つづいてハセガワのミラーフィニッシュを投入します。
ドアノブをメッキ仕様にしました。
このあたりでリヤのウインドウモールも黒に塗りました。
ステッカー保護と光沢のリアルさを求めて、半艶のクリアでコーティングしました。
このときリアウインドウをマスキングしなかったのがまずかった…
曇っちゃった。まあいいか、後ろだし。ステッカーは古い秋田県民なら涙ちょちょぎれるチョイス。とくに左の秋田犬の点検ステッカーは、画像データが検索してもほぼ見つからないレベル。
ちょっと休憩
いったん外に持ち出して撮影してみたところです。
いい感じのロケーション。
ディティールアップ3
さらに加工を続けます。
ホームセンターにて薄手のゴムマットを購入。
いい塩梅に切ります。
ちょっと短くしました。
リヤフェンダーを一旦取り外して、精密ドリルで穴をあけました。
ゴムマットを精密ねじで取り付け。このねじはミニ四駆のサンバーとかドバイロードスターを作ったときに余ったものです。
ナットもつけちゃう。
マッドフラップできた。フェンダーの内側についてるものだと思ってましたが、資料を見たところ外がわについてるのが、このキャリイでは正しいみたいです。
えーと、続きましては…
ダイソーで買ってきたコンクリートブロックのミニチュアです。
それをこう使う。タイヤ外してる間に乗せるやつ。
タイヤをばらしてホイールを塗装します。
センターはマスキングして、シルバーを残す。
光沢がありすぎたので半ツヤクリアでコーティング。
タイヤを組みなおしたところ。ちょうどいい仕上がり。
最後はこれ
車検ステッカーの位置が気にいらなかったので作りなおしました。これはステッカーではなく、写真用の用紙にプリントしたものです。
貼り付けにはこれを使います。タミヤクラフトボンド。乾燥すると透明になるやつです。ドバイロードスターを作ったときに、ヘッドランプを接着したものです。
これを内側から貼り付けます。最初は白いけど乾くと透明になるので心配無用。
この通り
記念撮影
ローアングルで撮るとリアル。
ロケーションが大事。田植えが終わった田んぼにて撮影。
この長閑な佇まいよ…
この撮影のためにわざわざ軽トラ持ってロケーションハンティングしてきました。
記事がめちゃくちゃ長くなりましたが、今回はそれだけ楽しんで作りました。その楽しみが伝われば幸いです。
あとフォグランプつくってなかった…