では前回に引き続き、ギャンボーの外装を変更していきます。
第1回はこちら
今回も「普通の軽トラック」に近づけるためがんばっていきますよ。
荷台の改修
前回の最後にチラ見せした荷台。アオリの縁取りを追加し、留め具に見立てたプラ板を貼り付けました。
無加工だとこんな感じ。
この部分が段差になっているのでいったん切り落とし、プラ板で作り直しました。
その上から2ミリ幅に切り出したプラ板を貼っています。
前方の留め具も追加。
あとこの部分。留め具の真下の位置にあるサイドスカート?
これもこの時点でカットしました。
鳥居の再現
鳥居は軽トラのキャビン後方についているロールバーのような部分。ギャンボーについてるのは明らかにロールバーなんだけど。
後ろに伸びた部分をカットし、間にプラ板を渡しました。
これを裏返して使用します。
ここからは資料を用意して確認しながら細部を決めていきます。
用意したのは2013年(平成25年)あたりのキャリイの写真。
このフロントタイヤが前方にあるタイプはそんなに長い期間採用されていないはず。
鳥居に取り付け用のプラ板を追加しました。
これにドリルで穴開け。
鳥居を精密ねじでキャビンに取り付けるためです。
ミニ四駆用のビスと比べるとこのぐらいの違い。
これは以前サンバートラックを作ったときと同じ手法ですね。
キャビンに1ミリの下穴をあけます。
下穴に精密ねじをねじ込むとナットを使用しなくても固定できます。
やっと取り付けできましたが、これで終わりではありません。
さらに形状にこだわっていきますよ。
運転席側にある四角い部品は作業灯のつもりです。
こだわりポイント
鳥居が屋根よりちょっと高い位置まで出ていること。
この微妙な高さの違いがおわかりでしょうか。
リアバンパーの改修
前回の記事でも書きましたが、このバー状のバンパーがいりません。
なので切り取ってしまいます。
代わりにプラ板でこういう形の部品を用意して…
本来あるべき姿に
テールランプ等は最終的にステッカーを駆使して再現します。
リアキャッチの調整
ここでちょっと作業が前後しますが、リアキャッチの高さを調整します。フロントキャッチ部分を他のパーツで代用したため、リアと高さが合わず前傾姿勢になっています。
リアキャッチを一旦切り離し
1mmほど切ってから接着しなおします。
多少マシにはなりましたが、前傾姿勢が解消されるまでは至りませんでした。
しかしこれ以上はブロックタイヤとリアフェンダーが干渉して下げられません。
他のタイヤならまだ調整の余地があるのですが、今回はブロックタイヤで行くことに決めているのでこれでヨシとしましょう。
リアフェンダーとのお別れ
すぐ上でヨシ!といったにもかかわらず別の理由でリアフェンダーが邪魔になってきました。
ここにオーバーフェンダーがあることによって構造上 横のアオリが開かなくなるからです。まあミニ四駆ですから本当に開かないのですが、このままでは開かないって概念自体がもうジャマでしかたない。それはもう次の作業に支障がでるほどに。
しかしギャンボーのかっこよさを占めているのがこの部分であることも事実…。
オーバーフェンダーを残すのか残さないのか。順調に進んでいたかに見えた作業が、ここにきて大きな決断を求められます。
残念だがお別れだ。
今回のコンセプトには不要だったよ。
もう一台ギャンボーが手に入ったら別のコンセプトでオーバーフェンダーを残したものを作りたいと思います。
アオリの修復
とりあえず今はこの切り取った部分をなにかで埋めなければなりません。
マスキングテープをアオリに貼り付け
形をマジックでなぞります。
それを1mmプラ板に貼り付け、
先ほどの線に沿って切り取ります。
アオリ側に接着面となる部分を追加しています。
その上に先ほどの部品を貼り付け。
これでオーバーフェンダーを気にせず荷台まわりの作業に移れます。
荷台のディテールを追加
アオリの下のあたりに2ミリ幅のプラ板を貼り付けました。これがすべての起点になる予定。
結局アオリ側面とブロックタイヤの干渉は避けられず、若干アオリまで削ることになってしまいました。
1.4mmプロペラシャフトからギヤを外したもの
これを等間隔に切っていきます。
それをポンポンポンと接着していきますよ。これはアオリを開閉させるためのヒンジのつもりです。
後ろにも
プラ板を加工して四角い部品を作ります。
次に2mmプラ棒をごく短く切断。
これはサイドステップとアオリ用のゴムガードになります。
反対側にはバッテリーケースも作りました。
全体図。
はい、今日はここまで。本当はもっと作業がすすんでいるのですが、記事が長くなりすぎたのでこのへんにしておきます。この記事にするっていう作業が割と時間を食うので…。
次回はキャビンまわりの加工かな。