竿燈ブレード

ミニ四駆コンデレギャラリー

竿燈ブレード

サマーグランプリ2011の秋田大会でコンデレ優秀賞を貰った作品。その年のジュニアニュースvol.133にものせてもらった。

当時の可動式マスダンパーは後から前に伸ばしたFRPで、マシンの両サイドにマスダンパーを吊り下げるものが主流だった。それらが通称”ちょうちん”と呼ばれていた。

秋田で”ちょうちん”といえばこれしかねえ!と思い製作にいたった。ベアガイは本来こういった、場所や季節、その時の出来事など、ミニ四駆以外からの相乗効果が生まれる一発ネタが好きなのだ。しかしこれだ!と思えるアイディアはそうそう思いつくものじゃない。とくに大きな大会のタイミングでは。他の人が思いついたそういうネタをいつも感心してみている。

リアビュー

最近撮った写真だからマスダンパーがくすんできている…

ファントムブレードを素材に選んだのは、ボディが薄いため主役の竿燈を邪魔しないのと”ふぁんとむ”と”かんとう”が音感的にも似通っていたからだ。

製作風景

akita kanto festival とマスキングで白抜きしている。どうやら印刷した紙の上に透明なプラ板をおいて、その上に貼ったマスキングテープを切り抜いてるらしいね。なぜこんなことを…。今なら絶対手で書く。それかステッカーにする。

竿燈部分だけで276グラムある。その重さに耐えるため、FRPの組み立てには井桁の技術を応用している。当然のように可動する。当時のベアガイさんは頭がどうかしている。今ではレアとなったナチュラルカラーのFRPをふんだんに使っているね。

ボディは”差し手”と呼ばれる竿燈を持つ人の半纏をイメージしている。この紺色と竿燈の金色がコントラストを生み、より躍動感をあたえるのだ。竿燈ブレードはこういった複数の要素をバランスよく組み合わせた、我ながらよくできた1台だと思う。

ただ、ベアガイは今まで生で竿燈みたことないです。