燃える男の赤いスラッシュリーパー

ミニ四駆コンデレギャラリー

風に逆らう俺の気持ちを知っているのか、赤いスラッシュリーパー

 

スラッシュリーパーとトライダガーとブルヘッドとマンモスダンプのキメラマシン。あとワイルドウイリスとハイラックスサーフを少々。

フロントタイヤは大径アルミホイールにローハイトタイヤを引っ張ったものを取り付け、その上に工作シリーズトラックタイヤセットのタイヤを裏から履いています。リアタイヤは工作シリーズスポーツタイヤセットの上にワイルドミニ四駆のタイヤを加工し引っ張って履いています。トラクターを作る場合どうしてもこのパターンのタイヤを調達するのが課題になりますね。

モーターケースもハイラックスサーフのシャーシから流用

この作品はライジングエッジ、スラッシュリーパーが発売した際に行われた、第三回WEBコンクールデレガンスで入賞したものです。そのときに賞品として頂いたピンクメッキのスラッシュリーパーがこちらです。

そんなことよりシャーシのこと

見てほしいのはシャーシのほう。

ダンガンのシャーシじゃねえか!

ご覧の通りシャーシはダンガンレーサーTYPE1シャーシです。ダンガンTYPE1は本来フロントにモーターがあって、そこからドライブシャフトを介して後輪だけを駆動する2駆のシャーシです。ベアガイさんはなにやら怪しげなギアを組み合わせてフロントの部分から前輪駆動を叩きだして四駆にしています。これがミニ四駆だと言わんばかりに。ここでも井桁の技術を無駄に応用していますね。

なぜここにワンウェイホイール

ここで前輪と後輪の回転差を解消しなければならないからです。小さいタイヤが進む距離とおおきいタイヤが進む距離は等しくなりません。これが同時に一つのミニ四駆に装着されていると前輪がちょっと進むうちに後輪はそれよりもっと進みます。理屈では後輪が前輪に追いついてしまいシャーシはどんどん短く圧縮されてしまうでしょう。実際はミニ四駆の頑丈さが上回りそうはなりませんけど。

ところがこのシャーシは手作り感満載のためそういう負荷がダイレクトに響きます。またギア比もスピードよりパワーに調整しているため、ここで回転差を解消しなければモーターの回転は無慈悲に破壊を遂行することでしょう。他の方法として前輪と後輪の外径からギア比を逆算して、前輪が1回転したとき後輪が0.6回転ぐらいで同一距離を進むといったアプローチもあります。しかしそんな微調整が利くぐらいギアの種類がねーです。

もっと簡単な解決策は単順にフロントにワンウェイホイールを使用すればいいんですが、トラクターのイメージにあった大径ワンウェイがなかったので…

トラクター特有のギミック

フロントアクスル

フロントアクスルの可動と4WD化を実現するムチャなユニット。ほぼFRPでできていますがMSシャーシのフロントユニットを加工したものです。

それがこういう働きをします。

トラクターはこうでなくちゃね。

本当はPTO(パワーテイクオフ)軸も出力したかったんですが、コンデレの締め切りがあったので無理でした。余裕があれば多分ロータリーも作ってたと思います。

ミニ四駆でトラクターを作る場合は参考にしてみてください。

さあ行こうさあ行こう。地平線に立つものは俺たち二人じゃないか~